診療内容

診断名診療内容
乳がん早期乳がん症例では乳房温存療法を推進しています。一方、温存手術の適応外や整容性に限界がある場合には形成外科と協同して同時再建手術を積極的に採用しています。また、多くの症例でセンチネルリンパ節生検を施行し、腋窩リンパ節郭清を省略できています。さらに手術前化学療法を行うことで温存手術率の向上や再発リスク症例でのリスク軽減に努めています。
甲状腺がん欧米の診療方針とは一線を画し、わが国の診療ガイドラインに即した診療を実践しています。再発リスクの低い症例では甲状腺片葉切除術に留めて機能を温存し、リスクが高いと思われる場合には甲状腺全摘術後に放射性ヨウ素内用療法を追加します。
副甲状腺機能亢進症原発性副甲状腺機能亢進症はわが国でも有数の手術症例数を経験しており、手術成功率(治癒率)は99%です。極めてまれな副甲状腺がん症例も40例以上の経験を有し、的確な診療の確立に努めています。
副腎腫瘍腹腔鏡下手術を標準術式としています。二次性高血圧の原因となるアルドステロン症、クッシング症候群、そして褐色細胞腫の外科治療が主ですが、副腎がんや悪性褐色細胞腫の診療も行っています。
多発性内分泌腫瘍症(Multiple Endocrine Neoplasia: MEN)MEN1型の副甲状腺機能亢進症では過不足のない治療を目指して適切な術式を個別に検討・判断しています。MEN2型では遺伝子診断を行い、甲状腺髄様癌では腫瘍マーカー正常化を目指した根治手術を行う一方、両側副腎褐色細胞腫では機能温存の可能性を念頭に置いて管理方針を決めています。また遺伝子陽性・未発症の保因者に対しては専門医として的確な医療情報を提供し、慎重な対応を心掛けています。